突発故障の無い、安定操業の実現へ
私たちテクノスパイラル株式会社は、豊富な経験や最先端の技術をもとにお客様の設備をサポートいたします。振動速度、振動加速度の傾向管理や周波数解析による軸受摩耗診断、聴音による診断などを行う「機械診断」、高圧電動機・発電機・ケーブルなどの高圧精密絶縁劣化診断(直流吸収試験・交流電流試験・誘電正接試験・部分放電試験・絶縁耐圧試験)を行う「電気診断」などから、お客様に最適な設備保守のサイクルを提案いたします。また定期修理、突発停止などあらゆる状況に対応でき、豊富な実績と経験で信頼性の高い「整備・保全」により、お客様の大切な設備をお守りします。
振動精密診断(回転機の軸受・歯車など)
- 振動精密測定器による振動(振動速度・振動加速度)測定
- 五感点検(目視・触手・聴診棒による聴音含む)
- 潤滑油管理(補給及び排潤滑油の検査・処理)
- 機械側給油状況の検査
- 設備保全管理システム(コンピューターソフト)による簡易診断及び精密診断の管理
簡易診断 | 測定値を2~3ヶ月の周期でグラフ化し、傾向管理する |
精密診断 | 振動周波数を専門知識、技術、経験に基づき解析する |
診断結果報告書 | ①異常振動原因の推測 ②最適改善方法及び時期を提案 |
簡易診断(傾向管理)
簡易診断とは設備が正常か異常か判定を行うものです。
当社では一定周期で振動測定を行い、測定データを「設備保全管理システム」によりグラフ化することで傾向管理を行い、常に設備の状態を把握することができます。
異常発生時はいつでも迅速に対応いたします!
異常判定時は
即座に精密診断(FFT)実施!
精密診断(FFT)(周波数解析)
精密診断とは設備の異常部位、異常内容を判定するものです。
当社では振動測定時に注意ライン※1を超えた時点及び五感による異常検知時は即座に「精密診断」を行います。
その結果、より迅速に不具合箇所の絞込みを行い、最小コストで的確な改善方法及び修理時期を提案します。
※1 注意ライン:判定基準はJIS B-0906(第5項etc.)に基づき、ベアリングの単体試験を行い更に厳しい値に設定して機器ごとに定めています。
整備時には、常に分解結果を確認し、弊社診断結果の整合性を追究し、更に解析精度の向上に努めています。
診断対象機器
電動機・減速機・発電機・コンプレッサー・ポンプ・ブロワー・コンベアー・スクリュー・ロータリーバルブなど
(軸受、歯車などの回転部すべて可能)
測定ポジション
測定ポジションは下記のように駆動側から選定します。
振動測定のメリット
【保全コスト削減を実現へ】
下記のグラフのように、保全レベルを高くすると点検コストは高くなりますが、生産損失、補修コストは低くなります。
逆に保全レベルを落とせば点検コストは低くなりますが、生産損失、補修コストは高くなります。
※点検コスト、補修コスト、生産損失を合算したものを総合コストとした時、これらのコストと保全レベルとのコストをグラフに表しています。
このように、ある保全レベルで総合コストが最も低くなる点が存在します。
※この点(保全方式)を振動診断により目指します。
【事例(補修コストのみ)】
年間整備台数(過去10年間) M社 ○課
- 単位:台
- A装置(台)
- B装置(台)
- C装置(台)
- D装置(台)
- E装置(台)
- F装置(台)
- G装置(台)
- 合計(台)
- 2010年
- 13
- 9
- 4
- 3
- 6
- 6
- 17
- 58
- 2011年
- 5
- 3
- 0
- 3
- 0
- 2
- 4
- 17
- 2012年
- 2
- 1
- 1
- 2
- 0
- 2
- 4
- 12
- 2013年
- 2
- 3
- 2
- 3
- 0
- 2
- 3
- 15
- 2014年
- 5
- 0
- 2
- 4
- 0
- 3
- 2
- 16
- 単位:台
- A装置(台)
- B装置(台)
- C装置(台)
- D装置(台)
- E装置(台)
- F装置(台)
- G装置(台)
- 合計(台)
- 2015年
- 1
- 2
- 2
- 4
- 0
- 1
- 4
- 14
- 2016年
- 3
- 3
- 0
- 1
- 0
- 0
- 6
- 13
- 2017年
- 1
- 1
- 2
- 2
- 0
- 2
- 2
- 10
- 2018年
- 0
- 2
- 0
- 1
- 0
- 2
- 0
- 5
- 2019年
- 2
- 0
- 0
- 3
- 0
- 0
- 0
- 5
- 単位:台
- A装置(台)
- B装置(台)
- C装置(台)
- D装置(台)
- E装置(台)
- F装置(台)
- G装置(台)
- 合計(台)
- 2020年
- 1
- 2
- 1
- 0
- 0
- 1
- 1
- 6
※2021年現在、振動継続診断中
振動診断を導入(2011年)
10年間で年間52台の修繕費を削減
振動診断を継続することにより、上記表の通り年間の整備台数を
大幅に削減することを実現しております。
また、安全操業にも大きく貢献しております。
振動精密測定器
振動測定器(NSK製)
振動設備管理ソフト(診断ソフト)
(1)O.A.モード
(2)FFTモード
(3)WAVEモード
(4)精密診断モード